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ドラマ「小林一三」、よい刺激をもらった。 [文化・歴史・芸術]

 NHK放送90年ドラマ、阿部サダヲ演じる小林一三、実に面白かった。

小林一三は戦前から戦後にかけて、阪急電鉄、阪急百貨店、宝塚歌劇団、東宝など数多くの事業を成功させた大実業家である。前編は落ちこぼれの銀行員、チャンスを生かしつつも借金に追われ、ついていない人生。後半からは人生の転機、恐慌で株式の半分も引き受け手がない小さな鉄道会社(箕面有馬電気鉄道)を引き受けることで、さらに苦境に陥るが同時に少しづつ運も手にしていった。ただし、その運は小林一三の事業に対する才覚と努力、執念で勝ち得たものだ。常に人のために行動し、そして国を良くしていこうという信念で事業を推進。やがて、阪急グループという一大コンツェルン創設につながっていく。

 最近、これとは対照的に、東芝の不正会計処理問題など、企業のあり方が問われる事件がクローズアップしている。そこには目先の利益優先に走り、社会への貢献や働く人たちの喜び、やりがいなどひとかけらもない企業の実像が映し出されていた。日本を代表する大企業として実に悲しい実態だ。

 そもそも、会社(企業)は世の中のために事を成し、そして報酬を得るという公的な目的がある。しかし、今日では仕事を得たら何パーセントの利益を出すか、そればかりに執着し、 公的な報酬概念はない。 確かに会社は収入、支出という流れの中、利益というものを得なければ生きていかれない。だが、その会社が世の中に必要とされるかは別だ。つまり、社会にとってどれだけ役に立つか、それがない会社は必要とされない。世の中に役に立ち、そして人が喜ぶこと、人の夢を実現させてやろうという気概、それが小林一三の凄いところである。

 こうしてみると現在、元気のある会社の経営者はそうした思いや信念があり、結果として世間から受け入れられ、高い報酬を得ているところが多いような気がする。夢や希望だけでは、食っていかれないと言われるが、それなしでやがてはじり貧になる。たとえ苦しくても 工夫に工夫を重ね、努力と執念で頑張り、社会、人々から受け入れられること、その大切さをこのドラマから収穫することができたように思える。


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